医師・遊方之外

 

こんにちは、遊方之外(ゆふ しこを)です。

安泰寺住職のネルケ無方と「いのちの学校」をつくりました

 

❶ かつて、わたくしは重度の精神疾患(統合失調症、のちにうつ病)にくるしみました。

  西洋医学の医療や医師にたよることなく自分で自分を治したいまも、まだ重い心の病いにおかされています。

 

❷ 医師になってからは西洋医学の心身両面にわたる医療の実践にうちこみながら、

 東洋の伝統的医療観の長所や利点に魅かれて、薬や手術をもちいない医療とのであいを重ねました。

 西洋医学と東洋医学、その両方の長所をつかって短所をおぎなうのがベストの医療だとかんがえます。

 

❸ わたくしはチベット密教のヨーガ修行をへて、自律神経をととのえて瞑想的に生きています

 ネルケ無方とともに、自律神経の測定デバイス emWave でふたりの自律神経レベルを日々たしかめて、

 自律神経のはたらき(=瞑想の熟練度)を競いあっています。

 

❹ わたくしは霊長類学と脳科学を融合して独自のバイオフィードバック法をつくりました。

 この方法をつかえば、薬や手術を使わなくても「いのち」を目覚めさせることができます。

 

❺ わたくしは鎌倉・湘南地域で診療をしています。

 「自らの病いを自分で完治させた智慧をつかって、患者にむきあう」

 「自律神経をととのえて「いのち」の力を最大限にひきだす」

  という信念のもとに診療活動にとりくんでいます。

 

ふりかえると、わたくしはいつも人生でやりたいことをして生きてきました。

学びたいことを学び、尊敬する師匠の弟子となり、生涯のパートナーと絆でむすばれ、

自分にもっともふさわしい仕事をして、人生最大の課題の解決にうちこんでいます。

ここまでくるには、しかし、それなりの人生をたどる必要がありました・・。

 

ネルケ無方と同時にこの世に生まれ、同じ年に安泰寺に上山したわたくしは

師より「遊方之外」の名をあたえられ、安泰寺の信徒代表に任じられました。

 

けれども、わたくしは自分の個性をよく考えあわせた結果、

チベット密教の修行をこころざすことにして、サンスクリット語とチベット語をまなびました。

チベット密教は「いのちの本質」「生と死の意味」「人生の生き方」を示してくれます。

自分の師となる人をもとめてチベット秘境の聖地を巡礼していたときのこと。

人影もなくとりのこされた聖地でチベット密教の大巨匠にでくわしました。

準備しないで私のヨーガを修習すれば死ぬか気が狂うぞ、との警告をうけましたが、

チベット人修行僧もあこがれる千載一遇のチャンスを棒にふるつもりはありません。

まようことなく禁断のヨーガの教えを乞うと、師はただちにはじめてくれました。

 

チベット密教のヨーガは人間存在のすべてを完全に「リセット」します。

たちまち、強烈な墜落感をともなう幻覚妄想と身体不調にとりつかれたわたくし。

自我はことごとく解体され、手足も自由に動かせず、すべての社会関係を保つことができなくなりました。

自死を覚悟したそのとき、女性があらわれて満身創痍のわたくしを親身に看病してくれました。

いまにして思えば、チベットの師がわたくしにさしむけてくれたのです。

当時のわたくしは病気の乞食も同然。だれも近づこうとしませんでした。

のちに義父となる人から言いわたされた一言が「医者になれ!」でした。

医学部に進み、医学をまなぶうちに、わたくしはようやく自らをたてなおすことができました。

 

全面的に「こころ」と「からだ」を病み、そこから独力でたちなおった経験は

西洋医学の医師としての診療能力を爆発的に開花させる原動力になりました。

なによりもわたくしが学んだことは、

人間は自分自身でたちなおることができるという信念です。

いま心療内科医として、鎌倉・湘南地域で、現代医学の診療に満足できない方々の

心身両面にわたる治癒と人生再発見・再創造をささえる医療活動にとりくんでいます。

 

ネルケ無方は、深刻な生と死の苦悩を解くためにはるばる日本へやって来ました。

想像を絶する禅修行のはてに、とうとう自らの生き方・死に方を定めました。

ネルケ無方をみごとにおちつかせた禅の教え、つまり日本仏教ですが、

本来のありようから迷いだして、日本人自身をみちびくことがかなわなくなっています。

そんな日本仏教の現状をネルケ無方が悲しみ、憂う気持ちはよくわかります。

ネルケ無方とおなじような思いを、わたくしは現代医学にいだいています。

 

 

 

 ゆふ しこを(遊方之外)・プロフィール

1968年 生まれ

心療内科医・日本医師会認定産業医・安泰寺信徒代表・「いのちの学校」代表

自律神経アーティスト・ヨーガ行者・瞑想家・自然療法家・神話療法・鍼灸家

京都大経済学部卒、京都大大学院文学研究科修了(哲学・仏教学)、山口大医学部卒

東京都立病院をへて高齢者訪問診療に携わり、生活習慣病・うつ病・認知症・がん治療にとりくむ

自分自身が深刻な統合失調症とうつ病から独力でたちなおった経験をいかして

現代医学と伝統医療・養生法の長所を併用する「患者主義」診療をてがける

呼吸・姿勢・自律神経バランス・漢方・鍼灸による生活改善・人生再発見を得意とする